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うらやましかったリブワークへ転職。入ってみて改めて感じた他社との違い、住宅設計の楽しさ!

update:2023.03.15

深堀英和/2021年入社/建築部 設計課

■提案ができない職場

深堀英和は2年前、31歳のときに、リブワークへ転職してきた。前職は、建売住宅の設計。自分で選んだ会社だったが、入ってすぐに、社風に違和感を感じるようになったという。深堀は自分で考え、工夫改善するのが大好き。だが周囲は真逆だった。「新しいことにおくびょうと言うか、会議で提案をしても賛同してくれる人が誰もいなかったんです」。例えば、チラシ一辺倒だった集客方法に加えて、SNSやネットを使った集客を提案しても、「それでホントに人が来るの?」。商品企画の際、まずは売れている住宅をしっかり分析することを提案しても、「手間がかかる」。設計についても同様で、「インスタ映えを意識したかっこいいデザインを提案しても、上司に修正されて、どんどんダサくなっていきました(苦笑)」。どちらが正解、というわけでもないのかもしれない。でも、自分と同じ感覚の仲間がいないのはつらかった。

たまったストレスの発散方法は、お酒と電話だった。夜な夜なお酒を飲みながら大学時代の友人に電話をかけては、たまったフラストレーションを吐き出す日々。その相手が、リブワークの設計社員だったのだ。

■「それ、うちはもうやってるよ」

大学でともに建築を学んだ友人は、卒業後、リブワークに入社していた。職種は自分と同じ、住宅設計。彼なら気持ちがわかってくれる。そう思い、「これからは住宅会社も、こうすべきなんじゃないか?」と夢を語ると、驚いた。友人から帰ってくる言葉はいつも、「それ、うちはもうやってるよ」だったからだ。「例えばネットでの集客もそうですし、異業種とのコラボもそう。ちょっと悔しかったけど、自分の考えは間違っていなかったんだとうれしくなりました」

図面のチェック体制も大きく違っていた。深堀が当時勤めていた会社では、すべての責任を自分1人で負わなければならなかった。ミスがあれば、自分のせい。そのプレッシャーは重かった。ところがリブワークではいち早く、数名で行うユニット制を導入していた。「リブワークはチームで支えあっているし、誰かがミスをした時も、1人の責任にするのではなく、次のミスをなくすためにどうするかを、みんなで考えている。考え方が根本的に違うんだと思いました。すごく魅力を感じましたね」

自分もそんな会社で、思う存分、力を発揮してみたい。そう思ったものの、リブワークは熊本の会社。自分は福岡市在住。結婚して家族もいたため、「熊本に行くのは難しい…」とあきらめていたという。ところがある日、友人から朗報が届いた。「リブワークが今度、福岡に進出するよ」。それを聞いた瞬間、深堀もまた、転職という新たな挑戦を決意したのだった。

■若い社員の顔つきが違う

密かにあこがれ続けていたリブワーク。実際に入社してまず感じたのは、社員の若さだったという。多くの社員が20代。しかも自分の意見をどんどん発言する姿に感心した。「1年目、2年目社員の顔つきが違うと思いました。前の会社だと、新人はただのサポートみたいな感じでしたが、ここではバリバリ(笑)。主体的に仕事をしているし、生き生きしています。周囲もそんな若い社員たちの意見を受け入れて、やってみよう!という雰囲気。だから会社全体の感覚がすごく若いし、柔軟性が高いと感じました」

以前は会議のたびに感じていたストレスもなくなった。「以前の会議はやらされている感じだったんです。議題もないまま、とりあえず集まっていた感じ。でもリブワークはすごい勢いで成長していますから、課題も次々と出てくるんですよ。その1つ1つを話し合うから、会議の議題が明確。会社をもっとよくするために話し合っている実感があります」。もう、自分の提案を頭ごなしに否定されることもなくなった。それどころか、その提案をもっと良くするための提案を誰かがしてくれる。「社長がそういう姿勢なんですよね。僕たちの意見に対して、否定をせず、まずは『いいね』と言ってくれる。そのうえで『もっとここを調べてみたら』といった課題をくれる。入社して2年になりますが、社長が怒るところも見たことがありません(笑)。それも実はすごいこと。だから、若い社員がのびのびと働けるんだと思います」

■目の前にお客様がいる楽しさ

設計のスピード感も変わった。前職は、建売住宅の設計。建売は、お客様がいるようで、いない。そのため月に6棟ほどを、時間をかけて設計すればよかった。だがリブワークの住宅には、常にお客様がいる。対面で話をしながら、即対応していかなければならない。大変だが、それが楽しかった。「例えば、水回りの広さは、家族構成や、生活スタイルによっても変わってきます。お客様や営業の話を聞きながらブラッシュアップしていけるのがすごく楽しくて。僕は人と話すのも好きなので」

また、CGやVRを駆使して設計プランを提案できるのも、リブワークならではだ。「手描きのプランでは伝わらないものもあります。CGやVRで見ていただくと、お客様が感動しているのが、目に見えて伝わってくるんですよ。それがすごくうれしいんですよね」

■プライベートも大事に

転職して、働く環境も改善した。実は深堀にとって、リブワークは3社目の職場。熊本大学大学院から最初に就職したのは、福岡にある設計事務所だった。3年間働き、それなりにスキルを磨けたが、働く環境は過酷だった。残業時間は毎月100時間。帰宅はいつも23時頃。当時すでに現在の奥様との結婚を考えており、「このままでは、結婚しても家族との時間が持てない」。それが最初の転職の理由だった。

リブワークに来て、休みも取りやすくなった。前の住宅会社では、有給休暇を申請すると必ず支店長から理由を聞かれた。「ホントに休むの?」「キミが休んで、仕事まわるの?」。そう問い詰められ、休むのをあきらめたこともしばしばだった。「でも今はもう、理由を聞かれることはありません。Web申請なので、申請も簡単ですよ。なによりリブワークはユニット制なので、休みもメンバーと話し合ってとることができます。旅行に行ってきますと言っても、『はーい、楽しんで!』と気持ちよく休ませてもらえます」。   
仕事だけでなく、プライベートも大事にしたいのは、みんな同じ。お互い様だ。だから誰かが休めば、誰かが自然とカバーする。それがユニット制のもう1つの大きな利点だった。

■制限の中の、自由

 現在は、ユニットリーダーとしてメンバーの指導を行いつつ、「無印良品の家」の設計にも取り組んでいる。
「無印良品の家」は、独特のコンセプトや世界観を大事にした住宅。やりがいもまた独特だ。「有名な建築家が監修しているので、設計ロジックもカチッと決まっていて、すごく勉強になります。何より、大学院でやっていたことに近いと感じているんですよ」。熊本大学大学院時代は「セルフビルド」をキーワードに、住む人の創作意欲をかきたてる空間を研究していた。「無印良品の家も、基本は大空間で、自分たちのライフスタイルに合わせてレイアウトを変えていける設計になっています。大学院時代に求めていた答えがここにある感じですね」。既定のコンセプトはあるが、やりにくさは感じないという。「確かに、崩しちゃいけない部分もあります。でも、できること、できないことの中で、いかにお客様の要望を採り入れていくかが、僕らの仕事。無印良品の世界観が好きなファンも多いので、仕事はやりやすいですよ」と、制限の中の自由を楽しんでいる。

■新たな規格作りにも挑戦

一方、外から転職してきた深堀だからこそ感じる課題もあるようだ。「リブワークは発展途上なので、システムも発展途上。人数が急に増え、エリアも広がっているので、情報の誤差や誤解が起きがちなんです。経験の浅い若い社員が多いぶん、営業と設計の間で情報がうまく伝わっていない場面も見かけます。それをカバーし、フォローするのも、自分の役割だと思っています」

また、さまざまなタイプの商品はあるものの、「リブワークの家といえばこれ!といえる規格が今はまだない状態」とも話す。社長も同じ課題を感じており、このたび、リブワーク独自の新たな規格を作るプロジェクトが始動。深堀もそのメンバーに選ばれた。「自分なりの設計論を、この規格作りに活かしたいと思っています。かっこいい外観はすごくシンプル。でもそれだけじゃ、物足りない。2つ以上の要素がコントラストを描きつつ、それでいて心地よく調和している。そんな設計ができたらいいなぁと思っているんです」

もともと、人の暮らしに寄り添う仕事がしたくて選んだ、住宅設計の道。お客様のために、自分だからできる設計、リブワークだからできる家づくりを追い求め、日々思いついたアイデアを自分のインスタにため込みつつ、新規格のイメージを膨らませている。「転職してから、ストレスはなくなりましたね。まさにストレスフリー。おかげでお酒もほぼやめられました(笑)。もう飲まなくても、毎日が楽しいですから」。

リブワークに転職した最大の成果。それは、設計が好きでたまらなかったかつての自分を取り戻せたことかもしれない。