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リブワークなら社内で転職もできる?実際にキャリアチェンジを経験した2人に、気になる経緯とその後をインタビュー。

update:2023.06.15

宮本さん、福永さんTOP画像

<登場人物>

営業部 設計課
<左>宮本裕士(38)2008年入社、熊本県出身。
設計課長から営業にキャリアチェンジ。支店長として活躍した後、現在はシニアコンサルタントという新しい働き方に挑戦中。

建築部 コーディネーター課
<右>福永侑希(27)2019年入社、福岡県出身。
営業からインテリアコーディネーターにキャリアチェンジ。現在は熊本南店を拠点に、熊本県内一円のお客様を担当。

■提案された、意外な選択肢

―まずは、お二人のお仕事内容を教えてください。

福永: 僕は建築部コーディネーター課に所属しています。ひとことでいうと、内装の提案をする仕事ですね。床、扉、水回りなどの寸法から色、デザインまで、お客様の要望をヒアリングしながら、家の中のすべてを提案しています。

福永さん横顔

宮本: 私は営業。でも半年前から少し特殊な働き方をしています。通常は展示場を足掛かりとした営業を行っていくんですが、私の場合、紹介のお客様に絞って、集客から設計まで1人で行っています。場所も自由で、PCがあればどこでも仕事ができる感じ(笑)。もともと独立を考えていたんですが、社長から「こういう働き方もあるよ」と提案していただいたんです。

宮本さん

―お二人とも、キャリアチェンジを経験されたそうですね?

福永: ええ、僕は営業だったんです。コーディネーターになる前は、丸3年、営業をしていました。

宮本: 私の前職は設計。12年間、設計として働き、最後の4年ほどは課長も任せていただいていました。

―そんな皆さんがキャリアチェンジした背景を教えていただけますか?

福永: 僕はもともと住宅営業を希望して、この会社に入ったんです。就活を始める時に、子どもの頃のことを思い出したんですよね。僕がまだ小学生の頃に実家が新しく建ったんですけれど、そのときに、両親と営業の方が設計図を見ながらすごく楽しそうに話していて。自分もあんな仕事をやってみたいと思うようになったんです。実際、住宅営業をやってみて、楽しかったし、やりがいもありました。10数棟は引き渡しも経験しました。でも、3年目になって数字が伸びなくなってしまったんです。

―いわゆるスランプ?

福永: 全く売れなかったわけじゃないんです。でも求められる数字に対して結果が残せない。一方、まわりの同期はどんどん数字を伸ばしていく…。そうなると焦っていくんですよね。自分の何が悪いのか?相当悩みました。それでとうとうユニットリーダーに相談したんです。「会社をやめようかと思ってます」と。

―そうしたらなんと?

福永: 「もったいないよ」と。「今やめても、次に転職するときに自分を売り込む武器がないだろ?」といわれて、確かになと思って。そうしたらユニットリーダーの方から、「別の場所へ異動するのもありだよ」と助言してもらえたんです。その話を会社に伝えてくださったんでしょうね。それから1か月後に「コーディネーターに異動しないか?」という提案が正式に来て、「いきます!」と返事をしました。

―迷いはなかった?

福永: はい、自分でも新しい仕事にチャレンジしたいと思っていましたので。ただ正直、コーディネーターは頭になくて(笑)。女性しかいないイメージでしたからね。最初はびっくりしました。でも、あとで聞いたところによると、社長が「福永君はコーディネーターに」と言っていたと。営業の時の仕事ぶりを見て、そう提案してくださったと聞いて、うれしかったですね。数字はあまり上がらなかったけれど、自分の適性をちゃんと見ていてくださったんだなと。

■本当にやりたいことを社長に直訴

―逆に、宮本さんは営業になられたわけですが、その理由は?

宮本: 31歳の時に、設計課の課長になったのですが、課長の仕事内容って、部下たちの業務に対する管理やチェックが中心なんですね。とても大事な仕事ですし、やりがいもありましたが、私にはそれ以上にやりたい仕事がありました。それが、お客様と直接話して契約につなげる仕事。お客様と一緒に家を作っていく仕事。だから毎日、違和感を感じていて…。それで34歳の時に思い切って、「営業をやってみたいです」と言ったんです。社長に。

―社長にですか?

宮本: そうです、社長に直接言いました。社長は、なぜ?から始まって、私の思いをじっくり聞いてくださいました。てっきり反対されると思っていたんですが、「おもしろそうだね」と言ってくださったんです。自分が課長を離れると、支障が出てくるはずだったのですが…。ありがたかったですね。

―周囲の反応はどうだったのでしょう?

宮本: たぶん、異動先の職場はざわついたと思います(苦笑)。

福永: 確かに(笑)。僕はちょうどその店舗にいたんですよ。設計課長としてバリバリやっていらっしゃった方が、営業として異動して来るんだから、そりゃあざわつきますよね。でも歓迎ムードでしたよ。「なんで?」というより、「めっちゃええやん」という感じでした。

宮本: そういう雰囲気にも助けられたよね。リブワークの良さだと思う。

福永: 僕も、女性ばかりの職場にポンと入ることになって、周りの人たちは「どんな人が来るんだろう?」という不安もあったみたい。でも入ってみたら意外とギャップはなかったですね。周りもスムーズに受け入れてくれましたし。

■前職の経験も、むだじゃなかった

―キャリアチェンジ後はご苦労もありましたか?

福永: 家づくりの流れはわかっているつもりでしたが、内装については1からのスタート。覚えないといけないことばかりで、最初は苦労しましたね。1つ上の先輩につきっきりで教えてもらいました。また営業の場合は、お客様とじっくり関係性を作っていけるんですが、コーディネーターはその時間が短いんです。お客様と仲良くなる難しさは感じましたね。

宮本: 私も営業部の、一社員から始めました。課長職を降りたわけですから、給料も当然下がりました。仕事の方も楽勝だろうと思っていたんですが(苦笑)、半年間は全く売れませんでしたね。設計の時は、お客様の表情をあまり気にしていなかったんです。そのうえ営業には、金融や不動産の知識も必要になりますから、全く違う仕事だなと痛感しました。そうした知識も含め、当時の上司から営業のイロハを教えてもらいました。

―前職の経験が活きることもありましたか?

宮本: それはあります。単純に「差別化」できますよね。私はお客様に最初に言うんです。私は設計をやっていましたと。通常はお客様が営業に要望を話して、それを営業が設計に伝えるんですが、私の場合は伝言ゲームではありませんし、その場で図面を書いてご提案できます、と。営業の経験がないぶん、設計の経験を自分の武器にしてきました。

福永: 僕も同じ。「もとは営業をやってました」から入りますね。お客様のいちばん不安なところは、お金のところ。資金計画の不安も僕に言ってもらえたら解決のお手伝いができますよと話すと、とても喜んでいただけます。

宮本: 営業の立場から見ても、福永君は、とても仕事がしやすいですよ。営業をやっていたので、表情を見てお客様がどう思っていらっしゃるかがわかるんです。

福永: ああ、確かにわかりますね。奥様は気に入っているけれど、ご主人は乗り気じゃないなとか(笑)。

宮本: だからすごく打ち合わせがしやすいんですよ。あと、営業の流れがわかっているので、そろそろこういうことをしたほうがいいですよとサポートしてくれることもあります。営業の気持ちがわかってくれることもありがたいですね。それだけで全然違うんですよ、営業のほうも。

福永: そう言っていただけると、すごくうれしいです。営業時代の3年間はむだじゃなかったと思います。今でも施工業者さんと電話で話していると、わからない専門用語が出てくることも多いんです。でも僕は正直に「わからない」と言って、すぐ現場に行って、直接聞くようにしているんです。そのほうが理解も深まるし、業者さんとの関係も深まる。そういう部分も、営業の時のフットワークが活きていると思いますね。

■適性を見守り、思いを受け止めてくれる会社

―キャリアチェンジしてよかった?

福永: 僕はよかったと思います。お客様と話すのが嫌だったわけじゃないし、家づくりに携わることができるのもうれしいし。2つの職種を経験したことで、住宅のことがよりわかるようになったと思います。提案の幅が広がりました。あと、スーツじゃなくなったのも個人的にはすごく楽(笑)。素の自分が出せるようになった気がします。

宮本: 私もよかったと思っています。営業に異動して、半年間売れなかったときは、自分には難しいのかな?と思ったこともありました。でもその時の上司が、「今のままのあなたでいいから」「いつか成果が出るから」といって励ましてくれて…。その半年後に、本当に成果が出始めたんです。その時にいつも言われていたのは、大事なのはテクニックじゃなくて、お客様のことをどれだけ思うかということ。そこに改めて気づけたのはよかったですね。また営業には明確な目標がありますから、それを達成する喜びも感じています。

―キャリアチェンジについて、どうお考えですか?

宮本: 勘違いしてはいけないのは、安易に異動を求めるのは違うということ。まずは与えられた場所でしっかり経験を積むということがとても大切だと感じました。そうでないと、次の場所で活かせる強みも出てきませんから。そのうえで、何かをしたい!という思いを伝え続けていたら、リブワークは受け止めてくれる会社だと思います。

福永: 一般的な会社だったら、営業社員が営業でだめだったら、クビになってもおかしくないと思うんですよ。ところがこの会社は、辞めずに新たなチャレンジができるチャンスをくれた。そのことにすごく感謝しています。たとえ1つの部署で結果が出なくても、働く姿勢を見てくれている。そこがこの会社のいいところだと、改めて気がつきました。

宮本: これから子育てや介護などで家庭環境が変わっていく社員も出てくると思うんです。そうした変化に対応して、いろいろな働き方も、この会社なら提案してくれそうな気がしますね。

福永: ユニット制もとてもいいと思いました。小さなチームでいっしょに仕事をしているからこそ、お互いのこともわかりあえるし、僕も相談しやすかったです。

宮本: リブワークなら、1人1人の適性に応じてキャリアチェンジや、多様な働き方も提案してくれます。だからこれから入ってくる皆さんも、安心して、力を発揮してほしいですね。