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BtoBからBtoCへ。インテリアの世界でチャレンジし続ける、彼の見据える将来とは?

update:2023.08.08

甲斐宣明(37) 2022年入社、大分県出身。建築部コーディネーター課

前職では店舗内装・ディスプレイ業で営業を4年間行ったのち、全体的なディレクション業務を4年間経験。現在はリブワークの建築部コーディネーター課として住宅の内装設計などを行っている。

■エンドユーザーの「生の声」を求めて

昨年1月、リブワークに転職した甲斐宣明。
「2022年の1月入社なので…もうリブワークに来て1年半以上になるんですね」と、本人も少し驚いた様子で答えた。

前職で甲斐が行っていたのは、百貨店やショッピングセンターなどを中心とした店舗の内装やディスプレイ業務。リブワークに転職して建築部コーディネーター課に配属され、住宅の内装設計という新たな道へと進んだ。

「企業を相手としたB to Bでのコミュニケーションだったので、なかなかダイレクトにクライアントの声を聴くことは難しかったんですよね。自分も向こうも、ビジネスの関係ですし。そこでだんだんと、エンドユーザー(サービスなどの最終的な消費者のこと)の生の声を聴きたくなりました」。そう入社動機を語る甲斐。30代後半で新たに全く違う業種へ挑戦することに、抵抗はあったのだろうか。

「いえ、全くありませんでした。もともと目まぐるしく変化する環境に身を置きたいという思いから、リブワークに入社を決めましたから」。

■BtoBを経験したからこそ、生み出せる価値

リブワークに転職し、業務内容から職場環境まで目まぐるしく変化した。

同じ内装設計でも、店舗と住宅ではかなり異なる。まず使っている建材が、店舗では主に鉄骨であるのに対し住宅では木材。建物を形づくる素材から異なるのである。
また、店舗内装の場合は浴室などの住宅設備を取り付けることはあまりない。素材だけでなく取り付ける設備においても、大きな違いがあるのだ。

このように業務内容が大きく変化したほか、甲斐にとっての一番の変化はお客様とのコミュニケーション方法だったという。
「自分が当たり前に使っていた言葉が、エンドユーザーのお客様には通じなかったんですよね。それが一番の驚きでした」。

たとえば、単位の計算方法。前職では相手も店舗専門のビジネスマンであったため、主に㎜単位で話していた。しかしリブワークでエンドユーザーのお客様と話す際は、㎜単位での打ち合わせに首を傾げられることも。設計の専門家ではないお客様の場合は、㎜単位ではなくcm単位で話すほうがイメージしやすいことを知ったという。
「前職で行っていたコミュニケーションの取り方とは全く毛色が異なると気づきました。お客様の顔色や声色をつぶさに見ながら打ち合わせを進めるため、難易度は高いなと感じます」甲斐は振り返るように語る。

「でも、前職での経験があるからこういった気づきも生まれると思うんです。㎜単位を基準とした業界と、cm単位を基準とした業界のどちらも知っているほうが、知識は2倍に広がりますから」。それこそたった数cm、いや数㎜の違いかもしれない。しかし、その微量の経験値の差から生まれる価値は多くあるのだろう。

■社内でのコミュニケーション

お客様とのコミュニケーションだけでなく、社内でのコミュニケーション方法も大幅に変化したと語る甲斐。「リブワークに入社して一番驚いたのは、若い女性がとにかく多いこと!とくに私が所属するコーディネーター課は女性ばかりで、最初は圧倒されました」と振り返る。

リブワークは社員の男女比率がほぼ6:4であり、男性が多いとされる不動産業界では異色の会社なのだ。とくに甲斐が所属するコーディネーター課は、延べ33名のうち男性は甲斐を合わせてたった2名。さらに多くの社員が20代と、年齢層もかなり若い。

「女性が活躍している職場だとは聞いていたが、まさかここまでとは、と…」。エネルギッシュで年齢・上下関係なくディスカッションを交わす彼女たちの姿に、最初はかなり面食らったという。
前職では男女比率が約9:1、平均年齢は40代と、リブワークとは大きく異なる職場環境。「そんな中36歳でリブワークに転職して、下手すると一回りも違う方たちと話すのは新鮮でしたし、私にとっては大きな挑戦だったんですよね」。

■刺激的な日々

リブワークに中途入社した社員の中には、「変化の激しい刺激的な日々を送れることが楽しい」と答える人も多い。甲斐も同じく、リブワークに転職したことで刺激の多い毎日を送っていると語る。

「感性が若くアンテナがピンと伸びた若い社員と話すことで、新たに得られる知識や気づきは多くあります。お客様と相対するうえでも、若さならではの知識や感性は必要ですし…。いつも学ばせてもらっています」常に変化する環境に身を置きたいという彼の思いは、リブワークで叶えられたようだった。

BtoBからBtoCへ、また社内環境も大きく異なるリブワークに足を踏み入れた甲斐。今は足しげく建築現場へ赴くほか、住宅設備など住宅の内装設計ならではの知識も取り入れるよう日々勉学に勤しんでいるという。
「もともと何かに挑戦するのはすごく好きで。今は仕事を振られたら断らず、とにかく何でも経験して自分の血肉となるようにしています」。

そんなチャレンジ精神旺盛な甲斐は、7月に行われた表彰式でもコーディネーター課の特別賞として表彰された。どんな仕事でも積極的に取り組む姿勢が評価されたのである。
「3カ月に1回、このように全社で表彰される制度があるのも良いなと感じます。評価制度がしっかりしているので、モチベーションにもつながりますよね」。

リブワークに転職して約1年半、着々と経験値を伸ばしていく甲斐だが、これまでで一番身に付いたスキルとして真っ先に挙げたのはなんと「LINEの早打ち」。

「本当にLINEを打つのは早くなりました!前職ではほぼメールでしたが、エンドユーザーのお客様を相手にするとコミュニケーションツールはほぼLINEなんです。最初は苦労しましたが…」と苦笑い。若い感性を取り入れつつも、前職での知識にプラスして住宅設計としての知識も身に着けられていることに満足感を覚えている様子で、楽しそうに話す。

多様性のある仕事を

多様性のある職場・仕事内容だからこそ化学変化が起きやすいリブワーク。今後の目標を尋ねると、「商品開発に一から携わり、お客様に新たな価値を届けられるような住宅をつくりたい」と語る。

「今は社員の誰かが開発した住宅の仕様をもとに、打ち合わせをしています。その中で良い提案ができたときや『リブワークさんで建てて良かった』と笑顔で言ってもらえたときは大きなやりがいを感じるんです」。
エンドユーザーとの対話ならではの喜びややりがいを経験した甲斐。しかし今では、次なる目標も彼の中にはあるようだ。

「次は自分が、商品開発に一から携わってみたい。誰かが開発した住宅仕様だけでなく、自分が一から開発した住宅仕様を見てお客様が喜んでくださるのなら、こんな幸せなことはないじゃないですか」。

リブワークは部署の垣根を越えて、何でも挑戦できる会社。だからこそ多様性のある仕事に従事したいと語る。
「私が培ってきた37年の知識や経験からも、きっと私にしか分からない気づきや価値を仕事に活かせると思うんです。これに加えて、共に働く20代ならではの感性や価値観も吸収することで面白い化学反応を生み出したい。年齢も経験もすべて血肉に変えて、私にしか出せない価値を提供したいんです」。
そう話す甲斐のまなざしは、もう次の挑戦を捉えている。