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原動力は、ももクロ愛?1年目で全営業トップの成績をあげた驚きの新人が振り返るルーキーイヤーの秘密。

update:2022.01.11

押川麗子/2020年/入社コンサルティング営業部 荒尾店

自称、運のいい女

意外な結果に社内がざわついた。並みいるベテラン営業たちを押しのけて、2020年度の年間目標達成率でトップになったのが、新卒1年目の営業だったからだ。「いえいえ、全部、同行してくださった先輩や上司のおかげなんですぅ!親からも『あんたが1位?』って、ケラケラ笑われちゃいました」恐縮しながらそう話す彼女の名は、押川麗子。その雰囲気はなんともほのぼのしていて、「バリバリの営業レディ」というイメージとは程遠い。「たぶん、私、昔から運がいいんですよ。子どもの頃からショッピングモールの抽選会にも当たったりしてましたから(笑)」。確かに住宅営業には運も大切だろう。だがそれだけで「売れる」ほど、甘い世界でもない。

普通の女子大生が住宅営業に

大学時代はサークルには入らなかった。4年間、同じファミレスのバイトを続けたことが唯一胸を張れるくらいの、普通の大学生だった。「接客は好きでしたが、住宅会社は全く視野に入っていませんでした」と振り返る彼女が、たまたま参加した合説でピンときたのが、リブワークだった。「社員の皆さんがすごく気さくで、のびのび話していて、ここは楽しそうだなと思ったんです。それで単独説明会に行ったら、社長が来てびっくり。しかも話すことが、他とは違いました。他の会社はどこも、『これからは大変な時代だ』とか、現実的な話ばかりだったですが、瀬口社長は『僕は10年後が楽しみです!』って言われたんですよね。すごいなと。誰だって、変化はこわいはずなのに。この人の下で働いたら楽しそうだなって思いました」。その選択を聞いた周囲は驚いた。「まわりから、住宅営業って大変なんじゃないの?って言われました。でも私、そういうふうに言われていることを知らなかったんです(笑)。だから不安はありませんでしたね。楽観的なんです。良くも悪くも、先のことはあまり深く考えないタイプなので(笑)」

泥臭い営業の日々

入社当初は決して目立つ存在ではなかった。初受注は、9月。同期では真ん中くらいだった。配属された店舗の人数が少なく、上司や先輩が忙しいこともあって、自分で考えて、仕事を覚えていくしかない環境で鍛えられた。「その頃は、手厚くフォローされていた他店の同期がうらやましかったんですけど、今思うと、そういう環境だからよかったんじゃないかと思います。とにかく手当たり次第というか、見込みがないお客様にも、どんどん訪問していました」。先輩ならまず行かないようなお客様のところにもアタックした。お客様を選ぶだけの目が養われていなかったということもあるし、上司から「行ってみたら」と言われるまま、素直に行動した結果でもあった。もちろん、毎日断られてばかり。最初はそれがつらかったが、だんだん、自分の変化に気づいていった。「考えるクセがついてきたんですよね。今日は断られたけど、次はどうしたら話を聞いてもらえるかなぁ?って」

自分をよく見せようとしなくていい

そんなタイミングで出会った良きお手本との出会いが、転機になった。新しくやってきた店長と一緒に営業を回り始めてから、成績が伸び始めたという。その店長はもともと設計課の課長だったが、「もっとお客様と直接ふれあいたい!」と営業への異動を希望した変わり種。そんな店長の営業スタイルに、押川は衝撃を受けた。「普通、営業って、自分をよく見せようとがんばると思うんです。でもその店長はそういうところが全くないんですよ。ひたすらお客様の立場になって考えようとするだけ。他社の悪口も絶対に言いません。誰に対しても腰が低くて、私たち新人に対しても、『いっしょに勉強していこう』と言ってくれる。単純に、こういう大人になりたいなぁと思って、店長の真似を始めたんです」。特に真似をしたのは、シンプルにお客様の立場になって仕事をすることだった。お客様から「気になっている土地があるんだけど、所有者が誰かわからないんですよ」という話を聞けば、登記簿で調べ、地主さんをアポなし訪問。普通はそこまでしないし、やったとしても断られるのが落ちなのだが、なんと地主さんが一発で売却をOK。
 
こんなこともあった。展示場に来られたお客様から「地元でサーファーズハウスにあう土地を以前から探しているんだけど、なかなかないんだよね」と聞いた彼女は、翌日から毎日、不動産会社への訪問を開始。1週間後にぴったりの土地を見つけることに成功した。

確かに、運がいい。でも、その運を引き出しているのは、彼女自身なのだ。

「お客様からは、営業っぽくないといわれます。トークもうまくないし、戦略があるわけでもない。『売り込まれている感じがしない』と言われるんです。でも、それがよかったのかも。尊敬している店長もそう言われているみたいなので、ちょっとうれしいです」

ももクロちゃんはもっとがんばってる!

通常の業務に加え、お客様からのさまざまな頼まれごとにも愚直に対応していたら、時間がいくらあっても足りない。「仕事は楽しいですが、体はきついときもあります」と打ち明ける彼女を支えてきた原動力は、もう1つあった。昔から応援している「ももいろクローバーZ」の存在だ。「ももクロちゃんたちはもっとがんばってる!と、自分にはっぱをかけてきました(笑)。彼女たちはもともと事務所の落ちこぼれだったんです。その4人が地道に路上ライブなどを重ねて、トップアイドルになった。そしてどんなに大変なときでも、笑顔でお客さんを勇気づけている。お客さんを笑顔にしている。私もそんな人になりたいんですよ」

残業することも多く、「ワークライフバランスがこれからの課題」と話す彼女。この仕事を選んだことに後悔はないのか?とたずねると、こんな答えが返ってきた。「この仕事を選んだ最終的な理由は、いちばん長くお客様とおつきあいできる仕事だからでした。家を建てたら、一生のおつきあいになるじゃないですか。人生でいちばん大きな買い物だと思うし。責任もあるけれど、選んでいただけたときのやりがいは大きい。お客様の笑顔を見たら、どんな苦労も吹き飛びます。営業としていちばんになりたいと思ったことはないし、これからもないと思います。好きなお客様に喜んでほしい。それだけなんです」

そんな彼女が選んだステージは、リブワーク。お客様を笑顔にするために努力する日々は、まだ始まったばかりだ。